オーダーメイド詩人ってご存知でしょうか?
知ってるわけないですよね?
以前ブログで紹介した詩人、福本和哉の新サービスです。
以前のブログはこちらから
よく、駅前とかで「インスピレーションで貴方の詩を書きます」
あれって、そんな一瞬では何もわからないだろうし、単純に第一印象を書かれているだけな気がしています。
というか、一瞬でわかられてたまるかって話です。
そして、ある程度同じような言葉を書いてるように思えます。
確かに一瞬の勝負なら語彙力のあらそいになるかもしれない、普段聞きなれていないキレイで
でも、僕は詩と言うのは少し違うと思っています。
詩人の能力ってのは語彙力は当然ながら、それよりも大事なのが感受性だと思います。
きれいな言葉を並べる能力ではなく
一つの事象に対して、どう感じれるのか。
さらにはそれを言葉を削るように、研ぎ澄ましてできあがるのが詩だと思います。
どうしても詩やポエムと言うと
中学生が夜中に書きあげて朝読み返すとただただ気持ちの悪い謎のラブレター
みたいのを想像しますが、結構楽しいですよ。
詩集を読むって。
福本和哉とは
彼は詩人であり、自費で1000冊を自分の詩集を刷っているのだ。
しかも、販売方法は手売りかアマゾンでしか買えない。
無謀な挑戦である。
たぶん、バカである。
僕ならやらない。
僕なら挑戦しない。
僕なら売り切る自信もない。
僕ならそんなことしてどうなるの?と言う疑問と対峙する。
でももし人生が2回あったらやるかもしれない。
彼は刷った。
挑戦したのだ。
当然ながら、現在彼は山のような在庫を抱えている。
そして、彼はこう呼ばれた。
在庫王と。
(福本和哉ブログより写真引用)
在庫王の過去
そんな在庫王と話をしていると実は吉本のお笑い学校の卒業生であり元芸人らしい。
(特段、本人も隠してはいないらしい)
僕は芸人には並々ならぬ憧れと尊敬の念があります。
彼はそこにも挑戦していた。
つまり、
在庫王を見て思った。
彼は、なれなかった自分かもしれない。
お笑いに挑戦したり
誰も求めてない本作ったり…
そんなことしてみたかった
でも、そんな事に挑戦せずに普通に生きる道を選んだ。
本当は映画を作りたかった。
でも、僕はしなかった。
そう思うと、もし彼が僕なら
在庫王の物語をハッピーエンドにしたくなったのだ。
ホームレス小谷さんのアイデア
平成29年7月21日(金)に、鎌倉でキングコング西野さんのイベントがあり、その時に初めて在庫王と出会った。(前回ブログに書いた時はあった事もない状態です)
そして、イベント後の飲み会があり、西野さんのイベントに参加した方十数人で飲み会が開催された。
その飲み会はとても暖かく、どうやって在庫を売ろうかを全員で考えていたのだ。
なんてハッピーな時間だろうか。
そうしたところ、真っ赤なハッピー野郎ホームレス小谷さんが飲み会に参戦したのです。
もう皆大盛り上がりです。
(その時の写真ではありませんが、右側がホームレス小谷さんです)
鎌倉の和民で飲んでいたのだが、ハイボールキャンペーンというのがやってまして
携帯のQRコードをかざすと、その場で当たりがでるというくじをやりました。
なんと、小谷さんは大当たり!
自宅に缶ハイボールをお届けします!!
小谷さんはホームレスなので自宅がないという神掛かりな笑いを取ってました。
そして、先ほどの福本和哉の詩集をどう売るか会議で盛り上がっていたら、
ホームレス小谷さんがメッチャいい事を言いました。
1日誰かに密着して、その人のために詩を書いてあげたらええやん。
なんて、面白いことを思いつくんだろう、この赤い方は。
そして、その記念すべき第一回目の試みが、この僕かめぴょんです。
かめぴょんに密着
とにかく新しい詩を書くと言う事は
彼自身が通常では体験できないような、
そこで僕が思いついたのは、
うちは4歳の男の子と0歳の女の子がいます。
日々母親は大変なのは、想像にたやすい状況です。
そこで、1日僕と在庫王で子どもの面倒を見るから、嫁さんに自由を与える素敵な企
企画名はもちろん「お客様感謝デー」です。
これについては嫁さんも、大喜びです。
そりゃ、そうですよね。
24時間体制で子どもの面倒見てるんですもんね。
はじまりました、オーダーメイド
さて、午前9時45分に駅に詩人は到着した。
もちろん15分の遅刻だ。
申し訳ないが、僕は時間にはうるさい方だ。
しかし、Tシャツがえんとつ町のプペルの大好きなシーンをプリントしてきている。
これも自分で作ったらしい。
(ちなみに僕が好きなのはプペルが雪の中ペンダントを探すシーンだ)
それから家に来てもらう。
彼は元芸人なのだが、
しかし、うちの4歳の子供は人見知りの「ひ」の字も知らない、
あって4秒後位には「在庫王!遊ぼうよ」と、
7秒後には「在庫王!一緒にゲームしよう!!」である。
そして、そんな彼と1日二人の子どもの面倒を見るのであった。
やった事を箇条書きで記しておく。
≪僕≫
・娘をひたすら抱っこ(寝てくれたので以下の事)
・掃除機がけ
・洗濯
・昼飯作り(パスタ)
・娘が起きてしまったので、再度ひたすら抱っこ
・ミルクをあたえる
・ひたすら抱っこ
・おむつ交換
・また寝てくれる
・晩ごはんの仕度
・ひたすら抱っこ
うん。
肩がもげそうです。
スリング使ってたんですが
左肩がもげそうです。
しかし、世の中のお母さんが見ればわかると思いますが、
(世の中のお父さん大半にとってはハードでしょうけど)
そして≪在庫王≫は
・息子とファミコンをやる
・息子と戦い続ける
・息子と妖怪ウォッチの映画を見る
・娘を抱っこしてみる
・ご飯食べてく(二食)
これだけ聞くと、ただ遊びに来たようだが、
実際在庫王も「スイマセン、
なんもなんも
(北海道弁かな?)
本当に助かりました。
そして、嫁さん帰宅。
羽伸ばせたかい?と聞くと
羽が広がって飛んでいきそうになったわ
と、久々の一人を満喫できたようです。
ありがとうしかない世界
嫁「今日はありがとう、在庫王」
僕「手伝ってくれてありがとう、在庫王」
息子「いっぱい遊んでくれてありがとう在庫王」
娘「キャッキャッ」
在庫王「貴重な体験をさせてくれてありがとうございました」
最後は全員がありがとうという、とても素敵な企画でした。
唯一、知らない人が来てたので迷惑をしてたのは猫だけです。
そこで頂いた詩です。
家族は1人で作れない
あんなに強いあなたが
崩れ落ちた日のことは
今でも忘れられはしない
2人目の天使が
「自分だけが辛い」
という思い込みを壊してくれました
今ならわかる
苦悩も苦労も苦痛さえも
育児は立派な仕事です
休ませてくれだなんてもう
言わないよ
代わりに
休んでていいよなんて
言ってみる
お母さんという名前を置いて
羽を伸ばすあなたの笑顔はいい
この子もいつか思い出してくれるかな
野太い声の子守唄
毛深い腕のハンモック
君もいつか通れなくなる日がくるのかな
猫用の狭い通り道
今日もベッドの上で
オリジナルの怪獣を倒して強くなっていけ
今ならわかる
家族は1人で作れない
普通の人生を送る才能がおれにはあるんだ
だけど特別がここにある
特別に囲まれた普通の人生
ありがとうだけを巡らせて
最後に
あくまでも僕個人に送られたので僕にしか響かないワードが盛り込
ぜひ皆さんもオーダーメイド詩を頼んでみてはどうですか?
料金は彼の詩集を1冊買うだけですよ(
僕の次は、自称変態百姓のところへ農業体験にいってます。
たぶんその次は登山をさせられると思います。
さぁ、あなたも彼に連絡してみてはいかがでしょうか?
結構楽しいですよ。