皆さん、一夫多妻制をどうおもいますか?
何故こんなことを考えたかと言うと、だいぶ前に居酒屋で大学生が「日本も一夫多妻制にしろよー」といって笑ってました。
テーブルを見る限り、女性多めで男性は少なめ。
うん、うらやましいシチュエーションだ。
そして、彼は決してモテるタイプの外見ではなく、ネルシャツをうまく着こなせていない、どちらかと言うと微妙なタイプだ。
おそらく大学のサークル仲間だろう。
女性が多いサークルに男性がいるとモッテモテになるのだ。
なるのだと断言したが
本当になるのだ。
いわゆるオタサーの姫の逆が怒りうるのだ。
何て言うんだろう?
女子サーの殿?
これは僕が大学生の時に本当に起きていた現象なのだ(僕がモテた訳ではありません)
僕の大学は北海道にあり、ヨサコイソーラン部がありましまた。
4月に入学すると、いきなり猛特訓で6月くらいにはヨサコイソーラン祭があるわけです。
男女比は1対9で女性多数です。
僕個人はヨサコイソーラン祭は毎年たのしみにしていますし、結構楽しんでる方です。
でも、矛盾しますがヨサコイソーランに入ってる男子大学生の気持ちが理解できません。
昔から女子は「皆で一緒にがんばろー!」みたいな空気が好きでしょうが、男子は苦手な人が多いと思います。
男子はむしろ、バンドとかで少数で目立ちたいって心理が多いと思います。
そんで、その1対9で女子が多く、しかも女子は短大の人がほとんどです。
短大は普段から男子との付き合いは少ない。
四大より暇もない。
しかもヨサコイ忙しい。
そんな忙しい生活のなかでも多感な10代の最後。
なんとか恋がしたいのが女子なんでしょう。
そんで、当時同じゼミに佐藤くん(仮名)という人がいました。
大学始まったばかりで友達探しの期間です。
僕はモテたくて、髪の毛をオレンジにしてました。
当然ながらモテるはずありません。
僕はモテると思ってオレンジにしてました、
染めてる間妄想するんです。
どーゆー心理状況になるかはこちらを参照してください。
毛深さと切なさと心強さと
佐藤くんは「かめぴょんくん。僕は気づいたぞ。最近はつばの大きい帽子が流行ってるんだな」と言って、次の日おばさんが庭作業するときにかぶるような帽子をしてきたり。
本気でおしゃれのつもりでサンバイザーしてきたりするのだ。
僕は当時少しパンクみたいな格好をしていてバンダナを手首に巻いていた。
そしたら佐藤くんは「巻き方を教えてくれないか」と言ったので快く教えてあげたら、次の日カワイイハンカチを巻いてきたりするのだ。
しゃべり方も癖があり、頭良さそうな話し方をするが、ここは三流バカ大学。
頭が良いはずがない。
そんな佐藤くんがヨサコイソーラン部に入ったら、なんとモッテモテなんです。
さすがに1年生は数ヵ月前まで現役高校生だったんでまだ普通の恋愛感情を持ち合わせていますが、2年生にモッテモテなんです。
短大2年生は、4月に入ってくる男子を虎視眈々と待っていたんです。
なんか、別の授業で小耳にはさみましたが
「佐藤くんが誰かとご飯食べに行ってた!」とか噂されており、もはやアイドル扱い。
他にも何人か部員に男子生徒はいましたが、やはりあまりパッとしないタイプばかり。
そいつらが、ハーレム状態になってました。
後日、女性の部員に聞いたら取り合っているのは一部の女子であり、本来ヨサコイソーラン部なんだから
男取り合ってないで躍り練習しろよって思っている人が大半だそうです。
佐藤くんはブルーオーシャンを見つけたのである。
ブルーオーシャンとは経営戦略などで使われる言葉だが、もう成熟しきった市場で顧客の奪い合いがあたりまえの血が流れて真っ赤になる激しい市場をレッドオーシャンと呼び、まだ誰もライバルのいない、魚取り放題の青い海のこと。
つまり、佐藤くんはブルーオーシャンに飛び込んだファーストペンギンとしてチヤホヤされていたのだ。(ファーストペンギンはググってみてください)
しかし、授業中に「俺はモテるアピール」は痛くて痛くて目に余るものがあった。
その後、部活内恋愛、部活内不倫等がありドロドロの人間関係になったので、部活辞めてました。
なまじ、一度チヤホヤされた経験があるのでレッドオーシャンに戻ってきたのに一流どころの女子に気さくに話しかけるが冷たくあしらわれていたのは見ていて不憫だった。
まるでレナードの朝を見ているかのように不憫だった。
そして、それから佐藤くんを見ることはなくなった。
ひっそりと辞めてしまったのだろうか。
そしたら普通に卒業アルバムに載っていた。
普通の息を潜めていただけだった。
そう、何をお伝えしたいかというと、高校生がこのブログ読んでくれていると嬉しいのだか
「一回でいいから、モテてみたいっ!」って思っている人は大学に行ったら、女子が多い部活に入ってください。
ときめもみたいな体験ができますよ。
でも、それは一般社会ではなんにも通用しませんからね。
佐藤くんがそれを教えてくれた。
あれ?一夫多妻制について書こうと思ったら、居酒屋の大学生が佐藤くんに似てたから佐藤くんの事だけ書いちゃった!!
本当に書きたかったことは佐藤君の事じゃないんです!!
また書きます。