こんにちはDJかめぴょんです。
何度かお話してますが、僕は若い頃DJをやっていたんですね。
当時はアナログDJでレコードでやっていました。
ちょうどCDJが出始めて「CDJなんてダセェぜ!」と言う風潮がありました。
その後、iPodで出来るようになり、パソコンで出来るようになり、最近ではスマートフォンでDJができるようにこの10年で環境がガラリと変わりました。
僕も22歳で引退してから、ずっとやってませんでしたがとあるイベントで15年ぶりに復活しました。
機材については「CDJなんてダセェぜ!!」とか言っておきながら、バッチシパソコンDJに変貌を遂げております。
アナログの方が奥深いですが、お客さんを沸かせるという意味ではやれることの多いPCDJの方が魅力的です(費用的にもPCの方が安いです)
昔は最低でも12万は必要だったDJ機材がほんの数万円で出来るようになりました。
つまり、やりたいと言う気持ちさえあれば誰でもできる時代になったのです。
そして、まさにやりたいと言う気持ちだけでDJになっちゃった人がいます。
それがDJわいざんです。
しかし、そのDJスタイルたるや僕らオールドDJからすると
ふざけんな!
そんなんDJじゃねえ!!
と言う点が多々あります。
今回「かめぴょんがDJわいざんを紹介する素敵なブログ」と思ったわいざんファンの皆様はここでお引き取りください。
僕はこれからDJわいざんの
おまえなんかDJじゃねぇんだよ!!
と言う点を吊し上げていきます!!
DJわいざん!
覚悟しやがれ!!
こっからは喧嘩だコノヤロウ!!
DJってなにやってるの??
まず皆様はDJって何やってるのかわからないと思います。
DJには二種類います。
一つは皆がご存知のパフォーマンスDJ(スクラッチDJ)
DJ KENTAROと言う人が有名です。
この場合はビートジャグリングという技でレコードに印(マーキング)するのでヘッドフォンはいりません。
そしてもう一つは僕が属するMIX DJと呼ばれるスタイルだ。
次々にいい曲を途切れる事なく繋ぐMIXという技を使ってダンスフロアーを盛り上げていくスタイルです。
そのためにはDJはヘッドフォンで次にかける曲を聞いていて頭出しの部分(CUEと言います)やビート(ピッチコントロール)の調整をしているんです。
※ビートを同じに合わせる事で繋げたときにめっちゃ自然になるのです。本当はBPMと言います。
DJは忙しい
そうなんです。
DJは次の曲の準備を常にしているのでメチャクチャ忙しいのです。
DJは次の曲の準備を常にしているのでメチャクチャ忙しいのです。
DJブースでクールぶって片耳にヘッドフォンしてますが、あれは片耳でフロアの音楽聞いて、ヘッドフォンで次の曲聞いてるんです。
クールぶってるんじゃなくて、ガチで余裕がないんです!!
マイク持ってしゃべるなんて出来ないんですね。
昔は全部耳でピッチ合わせて、ターンテーブルのスピード(皿が回るスピードね)を自分で調整して寸分狂わずやるために微調整を繰り返すのですから。
でも、最近はボタン一発でコンピューターがやってくれるようになりました。
(↑夢の「シンクロボタン」これを押すだけで、今フロアでかかっている曲とBPMが一致しちゃいます)
DJわいざんの悪事を暴く!!
さて、こんな感じでだいたいDJの仕事はわかったかと思いますので、こっからDJわいざんがいかにDJじゃないかを暴いていきます。
その1 ヘッドフォンをしない
DJわいざんはヘッドフォンをしません。
彼はジャンルで言えば僕と同じMIX DJに分類されます。
しかしながら、そもそもMIXしません。
数ある曲を変える技術の中でも最も簡単な
曲を急に切り替えるカットインと言う技しか使いません。
しかも曲は頭出ししか使わないのでヘッドフォンいらずなのです。
言ってしまえば再生ボタンしか使わないのです!!
そんなもん誰でもできるわ!!
僕の若い頃のDJの写真はこれだ。
トレードマークですよ。
でも、僕は見たいんだ!
アフロにヘッドフォンが埋まってなんか更に変な髪型になるのを!!
一度
なぜヘッドフォンを使わないんですか?
と聞いたら、答えが
何に使うんですか?
だった事が衝撃的だった。
これはゴールデンボンバーの樽美酒研二さんが
いくらエアーと言えど練習とかしないんですか?
って聞かれたの時に
練習ってどうやってやるんですか?
と聞いていた時以来の衝撃だ。
その2 パスコードタイム
僕はPCDJだが、わいざんはアイフォンDJだ。
アイフォンとDJAYと言う無料アプリがあれば誰でもできるのだ。
実際ホントにコレだけでもプレイは可能です。
だが、さすがにクラブでやる場合はコントローラーが必要だ(いろんな機能があるので、タッチパネルじゃなくて物理的なスイッチは必要)。
彼が使っているのはコレだ。
なかなか優秀な機材だ。
しかし、彼は基本再生しか使わないから使いこなしているかは疑問が残る。
そして、DJの大原則に音を止めてはいけないと言うのがある。
DJはいい曲を途切れることなく流し続けるのだ。
クラブシーンでトラブルで無音になると激しくバッシングされるものです。
DJあるある
DJチェンジのタイミングで前の人がクロスフェーダーを真ん中に戻していなくて、それに気づかず縦フェーダーを上げてしまい音が出ない。
こんな事はたまにあるが、わいざんの場合
アイフォンのパスコードを解除し忘れて再生が押せない
と言うとんでもない理由で音が出ないときがある。
そしてマイクを持って
はい。
あ、ロックかかっちゃった、結構あるんですね…
(解除中)ちょっと待ってくださいねー。
これからもちょいちょいありますからねぇ。
よっしゃいくぞ!!
準備はいいか!!
いやいや、そっくりそのまま返すよ!!
あんたの準備はいいのか!!
しかもなに「これからもちょくちょくあります」だ!!
しかし、狙ってかはわからないがわいざんがパスコードタイムになればなるほど会場が盛り上がるのだ。
なんなんだよ!
そんなのが許されるなら
誰でもDJできるじゃねぇか!!
誰でもDJできるじゃねぇか!!
その3 セットリストを先に作る
うーん、こればっかりはいいか悪いかは賛否が分かれますがDJというのは数ある名曲や誰も知らないカッコイイ曲やらを組み合わせるわけですね。
そして、かける曲はその場の雰囲気で決めるんです。
フロアーが何を求めているのか?
フロアーが何を求めているのか?
いつでもアッパーな盛り上がりを求められてるわけではありませんので、しっとりした曲なんかも用意します。
だが、僕はパンダがいるフロアが何を求めているかを読み取れる自信はありません。
アナログDJ時代はレコードを100枚近く持っていってかけるのはせいぜい15枚ってとこです。
DJわいざんは、はなからかける曲が決まっています。
一昔前なら小馬鹿にされていました。
まぁ、昔のDJは「たくさんレコードを持っている」と言うことに価値があったりもしましたので、今の時代これはこれでありなのかな?と思っています。
特に批判はありませんし、逆にこういう世界観を演出するんだと、一曲一曲丁寧に選んでいるので学ばなければとさえ思っています。
その4 マイクパフォーマンスが異常に長い
先述した通りDJはやることがたくさんあるから必死です。
とてもじゃないですがマイクパフォーマンスをする余裕はありません。
ですが、DJわいざんは9割方喋っています(DJの仕事をしていないから)
クラブでマイクパフォーマンスをやる人をMCといいますが、ヒップホップ系なら「YO!YO!」とか言う人ですね。
わいざんは
みんな恥ずかしがらなくていいよ!
僕を見てご覧!
こんな僕でもDJができるんだ!
やれないことなんて何もないんだ!
と言うDJというアンダーグラウンドな世界においてこんなにもポジティブワードを並べて楽しもうとするマイクパフォーマンスをする人はなかなかいない。
だがしかし、そんなDJわいざんもプロがよく使うワードはキッチリ押さえてる。
それはクラップスちょうだいだ。
(ハンド)クラップスとは手拍子の事だ。
ここぞという時に「クラップスカモーン」なんてのをやるのだが、わいざんのここぞという時は
さぁ続いての曲はしまじろうでおなじみのハッピージャムジャムだ!
みんなクラップスちょうだい!
しまじろうだと!!
とんでもねぇ曲持ってきやがった!!
そしてとんでもねぇとこでクラップス持ってきやがった!!
こんなの誰もできねぇよ!!
その5 DJブースから離れる
DJはブースから離れられないのだ。
僕だって盛り上げたいのは山々だがそうそう離れられないのだ。
なので、その場でボディランゲージで盛り上げるのだ。
(↑マイク持っちゃってます)
どうです?かっこいいでしょ?
これはかなり盛り上がった。
しかし、DJわいざんのパフォーマンスはどうだ??
マイクを観客席に向けている!!
なにやってんの??
この人なにやってんの??
DJなの??
こんなDJ見たことないよ!!
何を見て勉強したの??
なにやってんだよ!!
こんなん誰もできねぇよ!!
※かめぴょんはこなこなこのファンです
その6 プレイ中に物販をする
何度も何度も言いましたがDJはブースから離れられないのだ。
しかし、最近は時代が変わってきて色々なタイプのDJがいてもいいと思う。
実際にはピッチコントロールやら細かい作業はコンピューターがやってくれるからブース内の仕事も減ったから余裕があるのは事実だ。
だかしかし
語気を強めてもう一度言いたい
だが、しかしだ!!
どこの世界にDJプレイ中にブース離れて、ダンスフロアーの客にオリジナルTシャツやタオルを売りに行くDJがいる??
(↑DJプレイ中です)
もちろん曲は終わってしまうから急いでブースに戻るものの案の定パスコードタイムで中々曲はかからない。
iPhoneDJなんで
ロックがかかっちゃって
と、言ったら
客は勝手にロックンロールのロックと勘違いして大盛り上がりだ。
どんなファンに囲まれてるんだよ!!
今日DJは本当に誰でもできるくらい機材は進歩した。
だけど、こんな事は誰もできやしねーよ!!
俺、絶対ムリだよ!!
そんなわいざんの現在
さぁ、いかがでしたでしょうか?
DJかめぴょんから見たDJわいざんのすごさをおわかりいただけたでしょうか??
(というか、すげぇのわいざんじゃなくて客の方だよ…)
(というか、すげぇのわいざんじゃなくて客の方だよ…)
読者はお気づきだと思うが最初喧嘩売っておいてその3あたりからは完全にリスペクトしているのだ。
いやいやホントにスゴイよ。
そのへんのDJかぶれのイベント行くより確実に楽しいよ。
一言で言うなら
多幸感が半端じゃない
そんなDJわいざんが出演するフェスがこちら。
いや、水前寺清子にギターウルフとか石野卓球って
ほんまもんのプロやんけ!!
あんたどうなってんだよ!!
プロが実力認めちゃった!!
そんなDJわいざんが今回のジェットフェスに関して男気あふれるクラウドファンディングを立ち上げています。
僕からのお願いなんですが、このブログでDJわいざんに興味が湧いた人は
ちょっとだけクラウドファンディングのページを覗いてみてもらえませんか??
↓↓↓
そのうちDJかめぴょんとDJわいざんで一緒にイベントやりたいなぁー。
その時は僕のオールドスタイルの楽しさも見せてあげますよ。
では!!