僕はゆとり教育世代ではありません。
僕は昭和57年生まれなので、詰込み教育からゆとり教育へ移行する微妙な時期ですね
小学校で第二土曜が休みになり、高校で第二・第四土曜が休みになった世代です。
そして、第一次安倍内閣時代に打ち出されたのがゆとり教育です。
知識詰め込み教育から、思考力を高めるためにゆとりを持って教育するというコンセプト
今考えたら、とてもいいコンセプトですよね。
いい学校に入って、いい会社に入って、会社に入ってからも学歴がモノを言う
そんな時代はとっくに終わった事をキチンと理解した上での教育方針だと思います。
ですが、皆様もご存知の通り大人になったゆとり世代の人たちはどうですか?
そこで、ゆとり世代のバカ共について本気で考えてみます。
そして教育要綱が変わった
ゆとり教育で最も有名なのが円周率です。
円周率が「3.14」から「3」になったのです。
これで計算はググっと楽になりますね。
他にも、月の満ち欠けは「新月、半月、満月」しか教科書に載らなくなったのです。
つまり、三日月や下弦の月はないとされたんです。
もう誰も月に代わってお仕置きしてくれないんです。
(アニメ:美少女戦士セーラームーンより引用)
このように教育レベルを低下させたことでバカを量産したのだ。
それがゆとり教育です。
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ゆとり教育がバカを量産した
って、そんなことあると思いますか??
まず、ゆとり教育のコンセプト自体は、むしろ今の時代にあっていると思う。
逆に早すぎたのではないだろうか??
なぜならあの頃はスマホがなかったからだと僕は思う。
重要なのは考えることであり、覚えるなんて作業はスマホに任せておけばいいのです。
僕より上の世代にはこの表現は通じませんが、もはやスマホは「外付けの脳」です。
いかにこれをうまく使えるかが勝負ですが、おじさん達は
なんでもスマホに頼りやがって
と言ってくるでしょう。
…突然ですが「1192年鎌倉幕府」これを「いい国作ろう鎌倉幕府」って一生懸命覚えるんですね、みんな。
で、テストで1193年って書いちゃったら、×ですよ。
間違えたら、評価が下がるんですよ。
こんな理不尽なことあるか!?
1000年近く昔の話を1年間違えたら×ですよ?
ふざけるなよ!!
俺は35年しか生きてないのに皆平気で7~8年くらい間違えるぞ!!
お前ら全員廊下に立ってろ!!
僕は老け顔です(以下ブログ参照)
さて、話は戻りますが
この激動の時代に大切なのは必要な時に必要な情報を引き出して組み合わせられる柔軟さです。
ゆとり教育世代をバカにする人の特徴
「今の時代に記憶なんてものに頭を使っちゃだめだ」という言葉もちらほら聞きます。
でもそれは、ゆとり教育から10年がたってスマホが普及した今だからこその考え方ですね。
あの頃は「記憶する能力が高い人」が頭がいいとされていた。
応用力は二の次です。
それが常識だったのです。
人柄や能力じゃなくて出身大学で徒党を組んで仕事を回したりとかですよ。
(学生時代絡んだことのない大学の先輩後輩とかが幅を利かせていた時代です)
はっきり言って、ゆとり教育を受けた人達は被害者としか言いようがない。
それは教育要綱の事じゃない。
ゆとりの奴らって円周率が3で勉強してたの?
だから、馬鹿なのか??
3.14だっつーの。
って言ってる大人がいたとしよう。
僕はその大人に言ってやりたい…
円周率は3.14じゃねぇ!
πだ、バーカ!
とは言え、この様に大人は何かと理由をつけてゆとりを持とうとしてる年下が許せないのだ。
なぜなら、先生も親も詰め込み教育が正義と育てられてきたです。
なのに、子どもには「詰め込み教育は間違ってました、これからは思考力が大切なんです」って教えなさいと言われたのです。
じゃあ、自分がした苦労は何だったの??となるでしょう。
今まで教わったことが間違っていて、新しい価値感を教えなきゃいけないのです。
そりゃあゆとり教育を教えてる大人(現場の先生)だって、自信をもって「ゆとり教育が正しい!!」という気持ちで教えていなかっただろう(自分の努力が否定されちゃうからね)。
そしてそれは、詰め込むことが正しいと言われて育った親もゆとり教育に不安を覚え、学校が勉強教えなくなったから塾に行かせなきゃと言って子どもの考える時間をもっと奪うわけだ。
しかし、残酷な事に子どもがいかに時代を見抜いて
「学校の勉強なんて将来なんの役に立つんだよ」
と思っても、子どもは時代の変化についていけてない大人(親や先生)の言うことを聞かなきゃいけないのだ。
かわいそうだが子どもは自立するまでは、その呪縛らは逆らえない。
彼らは育ったのだ。
先ほどの章でも書きましたが、ゆとり世代の彼らがどうして被害者かというと、教える側の大人…つまり、先生や親自身がゆとり教育をを小馬鹿にしているからだ。
…でも彼らは育った。
今ゆとり教育を受けた子たちは27歳くらいになった。
大人達からの迫害を受けながら疑問を持ちながら、彼らは大人になった。
育った彼らは、当然ながらオジサンたちとは全く価値観の違う思考を持っている。
例えば所有に欲がない。
・人よりいい車に乗りたい
・人よりいい家に住みたい
・人より偉くなりたい
これがおじさんたちの思考だ。
しかし若者は
・人と一緒に車で楽しいところにいきたい
・人と一緒の家で遊びたい
・立場とかじゃなくてフラットな関係でいたい
である。
わかりますか?
所有ではなくて、共有に価値を持っているのだ。
こう言うと、オジサン達はハングリー精神がないと小バカにするだろう。
だが、僕はそんなおじさん達にこう言ってやりたい。
こんなにモノと情報が溢れてるのにハングリーになるわけないだろ、バーカ!
むしろこの情報過多の時代にはハングリー精神じゃだめなんです。
逆なんです!
彼らが正しいんです。
自分に入れるべきでない情報を排除しなきゃいけない。
刹那にその情報が必要かどうかを判断しなきゃいけないのだから1つの情報に時間をかけれないのだ。
飽きっぽいとオジサンは言うだろう。
飽きっぽい事の何が悪いのか?
なんでもいいんだ、オジサンたちは君たちを小バカに出来れば理由なんてなんでもいいんだ。
ゆとり教育のバカ共とは
ゆとり教育が産んだ悲しい産物
それは大人たちが自分の都合で作り上げた悲しい偶像だ。
ゆとり世代はバカであってもらわなきゃ自分の価値を保てないからだ。
ゆとり世代はと小バカにするオジサン共よ、あなたたちはその上の世代からは※新人類と呼ばれ若者は何を考えているかわからないと言われてたのを忘れたのかな?
※「新人類」とは1980年の若者を「従来とは異なった感性や価値観、行動規範を持っている」と規定した造語。
ゆとり世代の被害者諸君!
もう一度言おう、ゆとり教育のバカ共は君たちのことじゃない。
それはバカな大人の頭の中にしかいない偶像だ。
もしこれを読んでいるオジサンが「いや、俺の部下のゆとり世代はバカだぞ!」と感じたのであれば、それはその部下が個人的にバカなんだと思う。
もしくは、おまえの教育が悪いとしか言いようがない。
35歳の僕がなぜこのような考えに至ったかは、この本を読んだからです

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要約すると若者ってすげぇんだそって本です。
ゆとり世代よ、こんだけ褒めたんだから俺にレターかビールをおごってくれ!!