FacebookやInstagramの機能にメッセージと言うものがあります。
この機能の最大の特徴は「友達じゃなくても送れる」という点です。
FacebookやInstagramさえやっていたら誰にでも送れるのです。
正式名称ではないですが、このFacebookやインスタのメッセージ機能のことをDM(ダイレクトメッセージ)と呼ぶことが一般化しています。
ツイッターだと相互フォローと言って、お互いが承認しないとDMが使えないんですね。
また、LINEやE-mailもIDやアドレスを教えるという行為
つまりは
あなたからのメールを受け取りますよ
という同意・承認行為が必要なわけですよね?
しかし、FacebookとInstagramのメッセージ機能は、この相手の同意承認なしに送ることができてしまうのです。
【DM機能のメリット・デメリット】
この機能のメリットとしては、全く疎遠だった小学校の友達とかにも気楽に「もしかして小学校一緒だった○○ちゃん?」とか送れる事と、友達申請する前に一言挨拶をできる事。
知らない人からの申請は事前にメッセージというのが一般的になってきています。
(無言申請お断りというプロフィールも最近よく見ますね)
デメリットは、まさに「相手の立場関係なくマジで誰にでも送れる」と言うことです。
そして、その利便性の高さこそが厄介で、1番の被害者は「芸能人」です。
もしかしたら、アナタも知らないうちに加害者になってしまう可能性が大です。
更にいうと、アナタはアナタの大好きな芸能人から、もっとも嫌われてしまうという被害者になる可能性があるのです。
さて、どのようなメカニズムでアナタが嫌われるかを順を追って説明しましょう。
キングコング西野とDMについて
例に上げる芸能人はキングコング西野氏です。
このブログを書くきっかけになったのがキンコン西野氏のFacebookでのつぶやきでした。
(2017.11.15西野亮廣Facebookより引用)
この投稿からわかることは、おそらく西野氏のファンが酔った勢いでDMを送ったんですね。
コレから前田さんと六本木っすよねー?
僕も六本木行くんですけど合流したいっす。
どこですか?
これは完全にアウトゾーンですね。
※前田さんとは後に「メモの魔力」を書くshowroomの前田裕二さんの事です
他にも西野氏のサイン入りの本を購入して手元に届いたファンが
昨日届きました。ありがとう。
ウフ。
みたいなのDMしてしまったのです。
これに対し西野氏は
気持ち悪い
と一蹴、いや・・・
キッショ
と一蹴。
この流れについて、友人と話題になったんですが、特に聞くのが
「いや、DM送るのはよくないけど、送っちゃうファンの気持ちも分からなくはないよね」
と言うことだ。
うん…。
わかるよ…。
僕も西野ファンだから気持ちは手に取る用にわかります。
過去に似たようなDM送ってしまったことあるし
そう、この問題については「俺、お前のこと昔嫌いだったけど今は好きだよ」をわざわざ伝えてしまう問題によく似ています。(この問題についてもいずれ書きます)
さて、おそらくはこのブログをここまで読んでくれている方は
DMを送っちゃうファンの気持ちもわからなくなくはない
に共感しているのではないでしょうか??
ここから本題です。
どうして芸能人にDMを送ってはいけないかを詳しく説明します!!
読み終わった頃には芸能人にDMする気はなくなると思います。
逆の立場で考えらるわけがない
逆の立場で考えよう!
実はこの言葉がキーワードになります。
よく、キンコン西野氏がDM送る人に「想像力が欠けている」という表現をします。
しかしながら、僕らは芸能人になった事がないので芸能人が体験するであろう悩みの本質を全く理解できないのです。
僕も一般人なんで、ここからは超想像力を働かしただけの記述なので、間違っていたら芸能人の方、否定してください(一般人の方からの否定は受け付けません)
どういう事かと言うと、僕ら(一般人)が逆の立場、つまり芸能人の立場で考えてみようとすると
僕が芸能人だったらファンからのメッセージは大事にするなぁ
にたどり着いてしまうからです。
なぜなら、僕はチヤホヤされた経験がないから、さぞ人気者でチヤホヤされたらいい気分なんだろうと想像するでしょう。
でも、チヤホヤされ慣れてる人は、ある一定のチヤホヤ期間を通り過ぎるとチヤホヤしてくるやつを「ウザい」と思うようになるんだと思います。
僕の友人でイケメンでモテまくるやつがいますが、そいつは女性に「カッコイイですね」って言われたら
(知ってるし、言われ慣れたわ)
って思うらしいです。
ちなみに僕は「かめぴょんカッコイイね」って言われたら食い気味に
信じないよ、君の言葉は
って言う癖がついてしまっています。
僕の話はどうでもいい。
好感度と人気商売
そう「DM送っちゃう気持ちもわかるよねー」という人は、逆の立場で考えた時に「チヤホヤ期」を、想像しているのではないでしょうか。
イケメンの彼がカッコイイって言われるのをうぜぇと思うように、芸能人もファンからDM来たらウザいと思うのだと思います。
でも、イケメンも芸能人もそれをストレートに伝えると好感度が下がるので、敢えて口にする事はありません。
口にするメリットがないですから。
人気商売をするには好感度といのが必ず必要になるのだから、うざいと思ってもスルーするしか方法はないのです。
一般人でもわかるDMにウザさ
どうすれば我々一般人が、逆の立場(なった事もない芸能人の立場)を想像できるか考えてみたのですが、いい例えが思いつきました。
皆さん、こんな経験ありませんか??
ガラケー時代に迷惑メールが毎日山のように届く事件
エロサイトの勧誘から、架空請求やら、何か知らないけど3000万円あげますとか、ひっきりなしにくるやつです。
たまに面白いやつもありましたよね?
個人的に面白かった迷惑メールは
余命三ヶ月なんで、3000万円あげます
って言ってた人から三ヶ月後に
余命三ヶ月なんで、2200万円あげます
ってきた時です。
まずは生きててよかったと思ったことと、800万円何に使ったんだろう?と思いました。
しかし、そんなのは稀であり、その当時(ガラケー時代)は迷惑メールが鳴りまくってしまう状態はもはや致命的でした(当時は連絡手段がEメールか電話だけだったからです)。
(↑僕が使っていた機種)
一時間で100通くらい来るんです。
しかもガラケーだから、もれなく100回音がなる(もしくはバイブ)
更には当時はE-mailしかないから、アドレスを変えると全員に
「アドレス変えました」
とメールを送らなきゃいけなかったのです。
しかも、アドレス変えましたとメールを送ったことによって、相手がアドレスを変えていて僕には伝えていなかったという知りたくもない事実を知る事もある。
怒りは誰に向きますか??
いくらメールがウザくても悩みに悩んで付けた愛着あるアドレスを変えるのも抵抗がある。
アドレスを変えようか迷う程の大量の迷惑メールが来ていて無視していたらかわいい女の子から
「もしかして、いまヒマ?」
なんてメールを見逃してしまったらどうだろうか??
ブチ切れそうになるのではないだろうか??
その時の怒りは誰にむきますか?
当然送ってきた奴だ。
どう対応しようかな?
しかし、送信先に「ヤメロよ!!」と返信すると相手の思うつぼ。
「おっ、コイツ反応あった、生きてるアドレスだ」と判断され、更に砲撃の手が強まるので返信は絶対にNGだ。
【この部分の詳細はこちら】
これは芸能人に当てはめると、ファンに返信しようものなら
きゃっ!返信が来たー!
うれしいー!!
といって追撃するでしょう。
だから、芸能人は絶対にファンにDMの返信はしないのです。
あとはコツコツアドレスを個別ブロックしていくくらいだ。(現在西野さんがコレだ)
そして最終的にはアドレスを複雑なものに変えて仲のいい人にしか教えない。
こうなるでしょう。
今は西野さんも色んな過程で僕ら一般人に近い存在でいますが、距離感を間違えちゃいけません。
相手は芸能人です。
(写真:西野亮廣オフィシャルブログより)
ダイレクト迷惑
さて、僕が何を言いたいかという芸能人にDMを送るという行為は、我々で言う「迷惑メールを送る」と同義語なんですね。
僕ら一般人は、芸能人がテレビで
「応援してねー、絶対見てねー」
とか言うもんだから、ついついこの人は僕からの応援が欲しいに決まってると勘違いしてしまいます。
なので、逆の立場で考えたら芸能人は僕から応援メッセージDMが届いたらさぞ嬉しいだろうなぁと考えちゃうんです。
でも、そうじゃない。
芸能人からすると僕ら一般人が送ってしまうDMなんてのは「迷惑メール」でしかないのだ。
そりゃ有名人だからひどい内容のDMも多いかもしれないけど、中には良い内容のもあるかもしれないから、全てNGってのあんまりなんじゃないかな?
と、言う人いますけど、全部NGだと思います。
だって僕には、たまに「余命三ヶ月」みたいな面白い迷惑メールがありましたが、迷惑メールは迷惑メールでした。
いくら面白くても好感を持つことはあり得ませんでした。
迷惑メールは迷惑でしかないのです
僕らが芸能人に送るDMは例外なく迷惑メールでしかないと肝に銘じよう。
DMは僕らはダイレクトメッセージと読むが、芸能人からしたらDM(ダイレクト迷惑)と読むだろう。
うん。 長文になったがなかなかいい出来だ。
あなたのためにブログ書いたよ〜。ウフ。
って、キンコン西野にDMしよ。